mastemのブログ

本好きの備忘録( *´艸`)ゆるゆる感想と日常について書いてます

美女たちだって悩みがある!『嘆きの美女/柚木麻子』から Part2

こんにちは、totocco(トトッコ)です☆

今朝は、ドラッグストアとスーパーへ買い物に行きました。

風が冷たくて涙目になりました(´;ω;`)

みなさんも寒さ対策はばっちりしてお出かけくださいね。

 

さて。

本日は『嘆きの美女』の感想第二弾です( *´艸`)

今回もゆるゆる書いていきます^^

 

◇感想

本を読んで感じたことは以下の通りです(*^-^*)

 

●ユリエが人間らしくなった

後半に、別れた中年の彼の展覧会を見に耶居子と一緒に行った後から彼女は崩れていきます。

わたしはこのまま彼女は自暴自棄に陥ってしまうと、美女たちと同じようにヒヤヒヤしていました。

しかしエイジとノブヨさんの登場で考え方は変わりました。

表現者として彼らは彼女の表現を評価したのは驚きです。

人によって考え方は違いますもんね。

その後の彼女は少し嫌味な感じの女性になるけど、すごく人間らしい感じだなと思いました。

●罪を償う→耶居子が耶居子らしい

後半の家を追い出された後の耶居子です。

以前は自分のためだけに生きてきた彼女ですが、それからは改心します。

しかし、ユリエとのひと悶着からいつもの耶居子に戻ります。

その後のユリエにヒガシ君のことで冷やかされたりする耶居子ですが、素敵なバレンタインを迎えていたらいいなと思うtotoccoでした。

 

●耶居子の監禁シーン

ストーカー男の升本が耶居子を拉致してからのシーンがドキドキでした。

わたしの中で、2重のドキドキです。

それは、

「耶居子が荒らしだとバレてしまわないか?」

「耶居子はこの後どうなってしまうのか?]

です。

なんとユリエが升本にすごんでいるシーンがあるのが彼女の成長を感じるところです。

いじめられたくないから、耶居子のことを守らなかったユリエでしたが、耶居子がボロボロにされているのをみると怒って犯人に凄む。

冒頭の気弱そうな儚いイメージの彼女はもういません!

 

美女たちは、強そうに見える人も何かしら心に傷を抱えていて弱っていたように見えます。

そんな彼女たちが耶居子のためにストーカー犯に向かっていくのは成長を感じられる。

その後に升本が、サイトを荒らしていたのは耶居子だとバラして美女たちの家にいられなくなってしまうシーンはちょっとショックでした。

いつかはバレてしまう。

耶居子がしたことはダメなことだけれど、耶居子にとって美女たちとの生活はすごく人生を変える経験だったと思う。

みんながそれぞれに向き合って変わったのが素晴らしい作品でした。

◇さいごに

この本は、さまざまな女性たちが成長していく話です。

いつも嫌ミスとかを読んでいるわたしには新鮮な本でした。

皆さんもよかったら読んでみてください^^

それでは♪