【読書感想文】『選んだ孤独はよい孤独/山内マリコ』
こんばんは、totocco(トトッコ)です(*´ω`)
今日は一日で本を読み切りました( *´艸`)💛
とても達成感があります!
今回は一気読みできた本を紹介していきたいと思います( ..)φメモメモ
以下の項目でゆるゆると書いていきます~
◇あらすじ
◇感想
◇さいごに
◇あらすじ
こちらの本は、短編集になります。中には内容が1ページしかないものも!
◇感想
たくさんある話の中で特に気に入ったのは、2つです。
「あるカップルの別れの理由」と「ぼくは仕事ができない」
「あるカップルの別れの理由」は、同棲を始めたカップルの話です。
彼氏からみたら、同棲前は可愛かった彼女が同棲すると怒りっぽくなった。
彼女からみたら、同棲してみるとちっとも家事をやらない彼にストレスを感じていく。
結果的にそれが原因ですれ違って、別れた後に彼は彼女からの連絡をひたすら待つ。
しかし彼女は新しい環境で過ごし、やがて結婚する。
この話では彼女に同情してしまいました。
今は専業主婦しているけど、夫が家の中を散らかしたらすごく嫌だから。
夫が家事をやらない分、わたしの負担はどんどん増えていくから。
今は子供がいないから100パーセント家事できるけど、子どもが生まれたら家事も子育ても夫のお世話も全部なんてとても無理だなと思った(-_-;)
まして本の中の彼女は、仕事もして家賃も半分払っている。
家事労働は無償じゃないんだよって、この彼に教えてあげたい。
そして妻は家事労働者じゃないよ。
結婚するって、身の回りの世話をしてくれる人と暮らすってことじゃないよ。
自立するってことなんだよ。
つまり自分のことは自分でするのよって言いたくなります。
…ちなみに、我が家では、わりと夫が家事を手伝ってくれます。
もちろん、体調がいい時はわたしが主にするけど、しんどい時は家事をお願いしてます。
二人とも疲れていたら明日にしようとか…臨機応変に二人で考えてやってます。
これも話し合いで分担してくれるようになりました。
初めは全て家事はわたしでした。
なので結婚してからの1月は喧嘩もしましたw
…っと、話がそれましたね。
まぁ。
価値観が違うから、わたしは相手と話し合うのは大事にしていきたいと思います。
次に「ぼくは仕事ができない」です。
こちらは、イケメンサラリーマン角岡さんの話です。男性からは評価されていたけど、彼のことを知っている女性たち(彼の上司だった千田さん、妻、仕事の外注デザイナー)の評価はかなりシビアでした。
角岡さんは仕事ができない。
読んでいて、弱者と思われている女性の方が選択肢が多いんだなと気づかされました。
女性で仕事ができないと、結婚、実家で家事手伝いなど男性よりも多くの選択肢がある。
でも男性には仕事しかない。
日本はことさらそんな国だなと。
なら、仕事ができない角岡さんはとても悲劇だなと思った。
妻の最後の語りで、とても暗い印象を受けました。
◇さいごに
今回初めて、山内マリコさんの作品に触れました。
家事労働についての男女の違いなど、共感できることが多かったです。
また別の作品を読んでみたいと思います。
図書館の蔵書をチェックすると、『かわいい結婚』があったので明日借りようと思います(*´ω`)
みなさんもぜひ読んでみてください(*´ω`)
では♪