【読書感想文 『名画で読み解くイギリス王家12の物語/中野京子』】
こんばんは、totocco(トトッコ)です(*´ω`)
今夜は夫が夜勤です。
わたしは今日読み終わった本の感想をゆるゆると書いていきたいと思います^^
『名画で読み解くイギリス王家12の物語/中野京子』
◆感想
本書は、中野京子さんが書いた人気シリーズの第4弾となります。
イギリス王家の話がメインです^^
現在も王家が存在するイギリス。
そんなイギリスの王家の物語を名画から読み解き、王家の歴史に触れている内容となっています。
◇イギリスの正式名称
そもそもイギリスって正式な名称じゃないのを知ってますか?
イギリスの正式名称は、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国だそうです。
とても長いですね笑
イギリスは、多くの民族や海外からの侵略してきた者たちによって統治されていました。
王朝は、テューダー朝、ステュアート朝、ハノーヴァー朝、そして現在のウィンザー朝と続いています。
◇宗教問題
本の中では、後継ぎ問題や宗教問題が出てきます。
個人的に驚いたのは、信仰している宗教は親子や兄弟でも違うということです。
イギリスの場合は、はじめのうちはカトリック国でしたが、ヘンリー8世からプロテスタントとなりました。
その後一時期はカトリックの時もありましたが、プロテスタント国となりました。
日本人の感覚だと、よく分からない難しいですよね。
今度は宗教について解説されている本を読んでみようと思うtotoccoです。
◇王様の名前に注目
王様の名前に注目してみました!
例えばハノーヴァー朝を開いたジョージ1世の名前を例に挙げると、
このジョージという名前は、英語読みです。
ドイツ読みだとゲオルク。
日本語だと全く別なものになりますが、スペルが同じで発音が読み方が違うようです。
ハプスブルク家もオーストリアではこうだけど、海外だと違う読み方をする人物が何人かいますね。
ぱっと聞くと、ジョージとゲオルクが同じとは思いませんよね。
こういうのって、なんとなく面白いと思っちゃいます^^
◇表紙の少女について
彼女はジェーン・グレイです。イギリスでは9日間の女王と言われているそうです。
表紙の絵画は、今からジェーンの処刑が行われるところが描かれています。
もちろん、そのまま鑑賞しても臨場感が伝わってくる名画ですが、絵の中にはメッセージがあります。
例えば、絵画の手前にたくさん敷かれている藁は、ジェーンを処刑した後、血を吸わせるために敷かれています。
また、通常の処刑では服装は黒です(女性の場合はギロチンの刃が滑らないように髪の毛を切られます)
しかし絵画の中の彼女は純白のドレスを着ていて、これは彼女自身の潔白を表しています。
…なんかより恐ろしさが伝わってきますね。
人の運命っていつどうなるのか分からない。
でも、懸命にその時代を生き抜いてきた登場人物たちのドラマが詰まっていて、わたしはとても好きです。
◆さいごに
中野京子さんの人気のシリーズの第4弾でした!
中野京子さんの解説はとても分かりやすくて、有名な絵画の背景をよりよく理解できるので興味深いです( *´艸`)
それと同時に登場する人物たちの詳細を知ることができて、より楽しめました^^
特にテューダー朝のエリザベス女王、彼女の父ヘンリー8世、アン・ブーリンらが出てくる話がとても好きです^^
きっとみなさんも多くのイギリス王家の登場人物たちの中でお気に入りの人物ができると思います(*´ω`)
ぜひ手に取って読んでみてください^^
以上、totoccoでした~