イコンって何?『名画で読み解くロマノフ12の物語』よりPart2
こんにちは、totoccoです(*^-^*)
今回はまたまた中野京子さんの本、『名画で読み解くロマノフ12の物語』からイコンについてです(*^-^*)
『名画で読み解くロマノフ12の物語/中野京子』
◆感想
みなさんはイコンって何かご存知ですか?
イコンとは、ロシア正教の布教するために使う絵のことです。
そして本書では、日本人が描いたイコンの絵が紹介されています。
大体中野さんの本で紹介されているのは西洋の方が描いた絵なので、日本人の絵が出てきたことにはとても驚きました。
絵の中にはなんとカタカナと漢字が書かれています笑
「ハリストスノ復活」と。
ハリストスは、キリストのロシア読みらしいです。
勉強になりました(*´ω`)
山下りんの描いたイコンは、当時のニコライ皇太子への寄贈として送られています。
彼はこのイコンを見ながら祈りを捧げたんでしょうかね。
想像するのは楽しいですね。
余談ですが、ニコライ皇太子はマザコンだったみたいです。
彼は長年日記を書いていて、よく母についても書かれています。
ニコライはロシアのラストエンペラーで一家虐殺されました。
その時にニコライの母は亡命に成功しています。
歴史って面白いですよね。
もしかしたらニコライ一家も無事に亡命できていたら…。
もしかしたら今の世界史とは違った未来があったのかもしれませんね。
◆さいごに
イコンって日本人からしたらよく分からないものではないでしょうか。
少なくともわたしにはよく分からないものでした。
少し前のニュースで、ロシアのイコンが日本のアニメ風の絵が描かれていて物議をかもしたそうですが…。
ロシア人にとって神聖なものなんでしょうね。
その価値が分からなくても、尊重していきたいと思ったtotoccoでした~。
ここまで読んでいただきありがとうございました^^