【途中読書感想文】『トリニティ/窪美澄』
こんにちは、totocco(トトッコ)です^^
今日も夫のお弁当を作りました!
だんだんとコツを掴んできて、パパっと用意できるようになりました笑
さて、今回は読書感想をゆるゆると( ..)φメモメモ
『トリニティ/窪美澄』
◆感想
女性の生き方について考えさせられる内容です。
主人公の鈴子は72歳。
彼女は出版会社で一般事務をしてその後は結婚。
それからは専業主婦として家族を支えてきた。
娘の満奈美は結婚しても仕事を続けている。
鈴子は娘の家庭の家事や子育てを手伝い、満奈美を支えていた。
孫娘の奈帆は今就職し働いていた。
しかしブラック企業だったため、次第に奈帆は蝕まれていく。
自分とは違う択をした娘のことを尊重している鈴子には好感が持てた。
彼女の孫の奈帆の気持ちも痛いほど伝わる。
ブラック企業にだんだんと追い詰められている様子は他人事じゃない。
リアルに伝わってくる。
「鬱だって言われたんだよ私。休職している暇なんかちっともないのに。働かなくちゃいけないのに。どんどん人から遅れていく。どうしたらいいの。」(P.19)
会社に追い詰められた人間は会社の異常さに気づけない。
仕事が終わらないことは、全て当人の能力不足と捉えられてしまう。
そして正常な判断能力もできなくなって、焦燥感に駆られながら病気になっていく。
女性は結婚した時に家庭に入るか仕事を続けるのかを選択させられている気がした。
なぜ男性はこれまでと変わらずに生活を送れるのだろう。
◆さいごに
女性はどう生きたらいいのだろう。
家庭に入ると、夫に養ってもらっていると周囲に言われる。
共働きを選択すると、子どもが可哀そうと言われる。
一生シングルを貫いても後ろ指をさされるような社会な気がする。
生きづらいなぁと。
まだまだページがあるので、読み進めながら考えていきます。
ここまで読んでくれてありがとうございます^^