【読書感想文】「旅ドロップ/江國香織」
こんばんは、totocco(トトッコ)です(*^-^*)
今回はこちらの本をゆるゆると紹介します☆
ちなみに4月に入って初の読書本でした^^
「旅ドロップ/江國香織」
- 価格: 1540 円
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◆あらすじ
旅に関して江國さんがエッセイを綴っています。
これまで江國さんが旅した旅先での話、本を通してみた世界について。
家族と一緒に行った話など。
本の表紙はとても可愛らしいデザイン。
なんとも軽やかで、春のような表紙となっています。
旅に出たくなりますね。
◆感想
江國さんのエッセイはいつもどこか懐かしくて物悲しく感じます。
彼女は自身のことを方向音痴だと言っています。
わたしはそれなのに多くの旅(国内も国外も)していることに驚きました。
江國さんは勇敢な臆病者だと思う。
臆病な面があるけれど、不器用だけれども突き進んでいく。
その独特さがとてもクセになります。
エッセイの中で面白いと感じた話を少し。
「平安時代の旅」より。
更級日記の現代語訳をした際に、江國さんが当時の平安時代の人々がよく旅をしていたことを紹介してくれています。
面白いと思った点は以下の通り。
・貴族の旅だったため、多くの侍従たちを連れての旅だったこと
・その道中で出産したりする人、病気になる人がいること
・大工も連れていたため、夜は簡単な家を作って休んでいたこと
・物騒な土地だと、そこに住む民家の家を品定めして、押しかけて宿泊していたこと
・勝手に押しかけるのに、この家は泥棒かもしれないから貴重品の管理はしっかりしようとしていたこと
・当時の人はしょっちゅう引っ越しをして2度と会えないということがよくあったこと
・家や土地、墓などに対しては特に執着心がなかったこと(なんか意外)
◆さいごに
他にも楽しめる話がたくさん入っています。
あなたのお気に入りの話は何ですか?
ぜひ手に取って読んでみてくださいね^^
ここまで読んでくれてありがとうございました^^