mastemのブログ

本好きの備忘録( *´艸`)ゆるゆる感想と日常について書いてます

次の目標どうしようかな?

こんばんは、totocco(トトッコ)です(^^)/

先日長年勉強していた簿記2級を受験して合格しました。

 

簿記の試験後は少しぼんやりと過ごしています。

…と言っても日々娘のお世話や引っ越しの準備やら普段の家事があってバタバタですが苦笑

 

昨日はこのぼんやりした時間を打開するべく、本屋へ。

世界史が好きなので、ただの趣味としてまた歴史能力検定を受けようかな。(現在3級)

他には、PC検定(MOSにしようか迷っています)、TOEIC、ドイツ語検定あたりが気になっています…。

我ながらジャンルバラバラ…。

 

残念ながら本屋に歴史能力検定の公式テキストが置いてなかったため退散。

メルカリで探したけど、なかなか公式ブックって出品されていませんね…。

 

うーん…と悩んでいると…。

インスタのフォロワーさんに歴史能力検定の勉強をしている人がいて、その方は大学の共通テストの問題集で勉強されていました。

 

おおまかなところはカバーできてそう…。

フォロワーさんすごいっ!ってなりました。

早速真似させていただきます('ω')

 

しかし私と娘の引っ越し先…私の実家近辺で試験が受けられる場所の確認をしてから考えますが苦笑

ド田舎だから1時間以上かけて遠方に行かないとない…かも。

あー…今の生活圏を手放したくない…泣。

とりあえず実家へ帰る前にカルディーでフレーバーコーヒーのストックを買おうと思います。

ここまで読んでくれてありがとうございました^^

久しぶりの投稿になりました…

こんばんは。

久しぶりの投稿です。

 

ここのところベビーの育児や家事、資格勉強でバタバタしていました。

ですが、少し落ち着いたので更新を。

 

ベビーは先日11か月となりました。

時が経つのはとても早いですね。

 

資格は簿記の勉強をしていて、6月の試験に臨みました。

コロナ禍での試験はなんかとても緊張しました…。

結果は、合格!^^

2回目のトライで簿記2級を取得できました。

ぶっちゃけ家事と育児をしながらの勉強はかなりしんどかったです泣

これも夫が試験間際にベビーを見てくれたからだと思います。

大変ありがたい。

 

そして今月末には夫の転職の都合で引っ越しが待っています苦笑

夫は首都圏へ、私とベビーは私の実家へ。

 

しばらくは夫に会えなくなるなぁ。

入院生活@11日目

こんにちは、totocco(トトッコ)です(^-^)

ここ最近九州が大変なことになってますね…
とても心配です。
1日も早く被害に遭われた方が元通りの生活を送れますように。

さて。
私事なんですが、少しずつ切迫早産がよくなってきました(^-^)
先週あった定期健診で、頚菅の長さが6ミリから25ミリまで回復!
そして今日の回診では点滴の量を少し減らすことに!
今後について、経過が良ければ点滴から飲み薬になるそうです。

お腹の子はすくすくと成長してて、体重は1923グラム、羊水もたっぷりでお腹の張りもなく柔らかくなりました(* ´ ▽ ` *)
(入院前はかなりお腹が張ってました)

入院時には子が1500グラムぐらいだったから、仮に今産まれても正常分娩時の子どもと同様に育つみたい。
ひとまず安心、安心(*´ー`*)

目下の課題は体重を増やしすぎないことかな…
今は妊娠9ヶ月目でプラス8キロ。
看護師さんの話だと、これからが急にグンと体重が増えるみたい…。
間食するなとたっぷり釘を刺されたので、頑張って乗り切ろうと思います( ;`Д´)

ここまで読んでくれてありがとうございました!

【読書感想文】「犬とハモニカ/江國香織」

こんにちは、totocco(トトッコ)です\(^-^)/
今日は江國香織さんの短編集の感想をゆるゆる書いていきますφ(..)

「犬とハモニカ/江國香織

犬とハモニカ (新潮文庫)

犬とハモニカ (新潮文庫)


◆あらすじ
6つの短編からなる本。
表題作「犬とハモニカ」は様々な人物たちの飛行機、空港でのシーンが描かれたもの。
どことなく、この間読んだ「去年の雪」のようなテイストでした。
(同じ作者が書いてるからむしろ当たり前で、更に言うと「犬とハモニカ」の方が先に書かれてるから「犬とハモニカ」テイストの方が正しい気も)


他には、これまで恋愛など対人関係に淡白だった主人公が新しくできた恋人に執着して自身の変化に戸惑う話や、ピクニックをする夫婦の話、同性愛者のカップルが旅行に行く話、源氏物語をモチーフにした作品など。

中でも特に気に入ったのは、「寝室」。
今回はこちらの感想を書いていきます(^-^)


◆感想
「寝室」は、妻子のいる中年の男と薬局に勤務する30代女が不倫しており、女から突然別れを告げられる話でした。

5年の関係を続けていた文彦。
理恵からは入籍したいとは言われないが、暗に妻と別れてほしいと思われている。

文彦はとてもずるい人物だと思った。
妻とは絶対に離婚してやるという考えもなく、頭の中だけで離婚したいなぁくらいにしか思ってない。
もちろん、直接離婚の話なんてしてない。

しかし理恵とは逢瀬を重ねるし、自宅に帰ると妻や子どもが待っている。
対する独身の理恵にはいない。
不倫関係において言うのは変だけど、この関係はとてもフェアじゃない。

文彦の身勝手なものだと思う。
しかし理恵もまた共犯者。
妻にとっては許しがたい存在だと思う(作中の妻が夫の不倫を知っていたかは分からないけど)

そして理恵に別れを告げられて呆然としてしまう文彦。
まるで自分の一部分がなくなってしまったかのように。

51歳の文彦からどんどん理恵と過ごして得た若々しさがしゅるしゅると抜けていく様子が彼の動揺と共に伝わってくる。


江國さんはよく女性が主役の話を書かれる方だと思ってたけど、男性心理の描写も鋭く繊細に書いている。
そこがまた新鮮に感じます。


理恵に別れを告げられて、引き留めようと気を引こうとして妻とは離婚すると口走る文彦。
しかし理恵には届かない。

恐らく理恵はこの5年間で彼が彼女を愛してたのか知っているし、同時に妻と離婚するほどではないことにも気づいたんだろうなぁ。
つまり、一生2番手の女。
結局は妻のもとへ帰ってしまうのだ。


そしてラストは本当にそうなった。
妻が既に寝てる寝室に入り、しばらくして理恵が別れてくれたことに感謝する。
結局身勝手な男だったのだ。
理恵はそんな彼を正直な人だと表現する。


頭の中で離婚を考えていた相手の背中に顔を埋めて寝る文彦は本当に情けない男性だ。
結局妻との結婚生活の中での退屈しのぎで理恵と付き合っていたのだろう。
本人にとっては大恋愛だったのかもしれないけど。

身近にも文彦のような、身勝手でとても情けない男はいそうですね。
出会いたくも関わりたくもないけれど。

◆さいごに
ここ最近は江國香織さんの作品にどっぷりハマってます(^-^)
江國祭りですね笑
しかしまだまだ読んでない作品やもう一度読みたいエッセイ(いくつもの週末や雨はコーラが飲めないなど)があるので、まだまだお祭り続きそうです笑

ここまで読んでくれてありがとうございました❤️

【読書感想文】『夏の裁断/島本理生』

こんにちは、totocco(トトッコ)です(^-^)
今回は今年の下半期初の読了本の感想をゆるゆる書いていきますφ(..)

『夏の裁断/島本理生

夏の裁断 (文春文庫)

夏の裁断 (文春文庫)

◆あらすじ
30歳の千紘は小説家。ある時編集者の柴田と出会い、そこから好意的な態度を取られたり逆に突き放されたり乱暴な言動をされてしまう。
そのギャップに混乱し、次第に追い詰められていく千紘。
彼女は自分に落ち度はないはずなのに、何か自分が悪いことをしたのではと不安になり、余計柴田を求めてしまう…。
恋愛関係ではない、この2人の歪な関係。
そして不安定となった千紘が柴田と再開した際にフォークで彼の手を刺してしまう。
幸い大袈裟になることなかったが、千紘はしばらく仕事を休むことに。
そんな時に母から祖父の家の整理を手伝うように言われ、鎌倉の祖父の家へと向かいました。

◆感想
○タイトルの意味
まずはこの本のタイトルについて。
タイトルだけだとお裁縫の話なのかなと思いますよね。
しかし実際は、千紘の祖父が遺した多くの本を裁断してスキャナーにかけてデータ化していく作業のこと。
ちなみにこの作業のことを、自炊というらしいです。
自炊ってごはんを自分で作る以外にも意味があったんですね!


○編集者柴田について
千紘に対してまるで付き合ってるような親密な行動を取り、千紘が甘えようとしたところで急に突き放す。
作中の彼の言動は全く理解できなかった。

一体なぜこんな不可解な言動を繰り返すのか…。
何が一体目的なのか…と。
しかし教授の「理由がない」んだという説明に納得しました。
そう、柴田は理由なく相手をコントロールし傷つけて不安定にさせる。
時々気が向けばまたすり寄ってくる。
面白いのが柴田は、千紘(それ以外のこれまでの女性に対しても)をコントロールしているようで実際は女性に依存してただけ。
小説内ではなぜ柴田がこんな言動をするのかのきっかけが描かれてないが、彼も恐らくトラウマを抱えているのだろう。

○猪俣くんについて
まっすぐすぎるほど(時にストーカーみたいだけど)千紘に愛情を注いでいる。
しかしそのまっすぐさを千紘は弄んでいるように感じる。
まるで自分が柴田にされていることを再現するように…。

それを特に表してるのが、千紘が猪俣くんがデザインした表紙の本を裁断にかけるシーン。
これは千紘の甘えや試し行動なんだろう。

千紘は自分が周りの人物たちから守られることもなく、傷つけられてきた。
それを無意識に(あるいは少しは自覚があったのかも…)再現しているのだろう。
千紘をみたら、被害者は加害者にもなりうるんだなぁと感じた。

○千紘の両親
千紘と両親の関係はあまり上手くいってないのが所々にちりばめられている。
愛情を感じさせない、どこか余所余所しい態度の母。
自分を子どもとして愛情深い目でみるのではなく、女性蔑視の発言をする父。
スナックを営む母は、生活のために精一杯で千紘が性暴力に遭ったことに対してお前が悪いと守ってくれず…。

性犯罪に遭った時、ショックを緩和させるためにこれは何でもないことだとか、自分から望んでしたんだと思い込んで何でもなかったように装うことがあると思う。
そうしないと心が耐えられないから。
しかしその傷はずっと塞がらず、大人になっても千紘に暗い影を落としていたんだと思った。


○大学教授の言葉
大学教授との会話によって少しずつ救われていく千紘。
もちろん劇的にパッと変わるわけではない。
少しずつ自分の言動(ここまで柴田に対して我慢や自己肯定感を削られるような仕打ち、何か悪いことをしたのではないかという自責の念)は、無駄ではなかった。
何か意味があるのだと思いたかった。

でも薄々はこんなことは無駄だと気づいてもいた。
それを直視するのが怖かったのだと思う。
だから教授の意味はないっていう発言は受け入れがたいものだったのだろう。

後半にも彼女は教授と会うことに。
そこで彼女は過去の出来事を話した。
これに対し教授は、周囲の大人が守ってくれなかったことは大人が悪いのであり、あなたは悪くないと言う。
そして自分の身を守ることを教えてくれた。
印象的だった教授の言葉をばっ粋。

「誰にも自分を明け渡さないこと。選別されたり否定される感覚を抱かせる相手は、あなたにとって対当じゃない。自分にとって心地のよいものだけを掴むこと」(P.117)

身近にこういう人が1人いるだけで、大きく救われる。
ゆっくりと千紘に光が差したと思った。

○ラストでよく分からなくなる
読み進めていくと、理解できなくなってしまった。
それは猪俣くんが千紘の母にスナックの常連のことを尋ねた件について。
なんと性暴力の加害者が実在しないことが判明。
…?

千紘が虚偽を言っていたのか?
真相は分からない。

けれども私はきっと彼女は過去に被害に遭ったのだと思う。
しかし月日が経過してゆっくりと本当に遭った出来事だったのかどうかの境がなくなって曖昧になったのではないか?

どういうこと?と問い詰める猪俣くんはまるで私たち読書の代弁者のよう。
しかし答えはないのだ。

本が裁断されてただの文章たちになり、やがてなくなっていく。
千紘の過去のトラウマもそういう類いなのかもしれない。
過去のトラウマによって今の私は縛られないということに彼女は気づいた。
だからこそ柴田の姿をまだ探してしまうけど、1つ前に進むことができたのだ。

ラストでも猪俣くんの気持ちを弄ぶような描写の千紘にはがっかりしたけれど。

◆さいごに
島本さんの作品は3作品目でした。
傷ついた女性の心の機微を描くのがとても上手な方だと思いました。
個人的にはもう少しスッキリするハッピーな感じで終わって欲しかった。
でも最後は千紘が自分の力で柴田との関係を終わらせたことは、傷ついた自我の回復への第一歩だと思った。
傷はまだ塞がってないけど、前を向いて進もうとする感じが好きでした。

ここまで読んでくれてありがとうございました(*´ー`*)

入院生活@6日目

こんばんは、totocco(トトッコ)です!
切迫早産で即入院となってから6日になりました(^-^;

ちなみに本日ホームシックにかかりました苦笑
ずーっと横になってる生活、何もすることがない生活が嫌になって夫のいるおうちに帰りたい( ;∀;)
朝お見舞いに来てくれた夫におうち帰りたいと駄々こねちゃいました…
夫、呆れ顔で野菜嫌いなんだからここにおって大人しく栄養満点のごはん食べててって。
…おっしゃる通りです、はい。

まぁ、帰りたいってワガママ言ってられないので大人しく横になってます(^-^;
何といっても最優先はお腹の子ですからね!
母は頑張ってホームシックも野菜嫌いも乗り越えるよ( ;∀;)

ちなみに今日も治療がありました。
そこで先生に今頚管はどれくらい伸びてるのか聞いてみることに!
入院時は6ミリだったのが、現在は20ミリに!
これはすごいっ!!
これならもう少し安静にしてたら退院できそう(*´ー`*)💕

しかしちょっと油断していつもより長くベッドに腰かけてたら、すぐにお腹に張りが( ;∀;)
(手帳に日記つけてました)
慌てて横になったものの、お腹が圧迫されるような息苦しさでしんどくなりました…
まだまだ療養が必要だと痛感したので、ムリしないで安静生活を続けようと思います( ;∀;)

ここまで読んでくれてありがとうございました!

【読書感想文】『怖い患者/久坂部羊』

こんにちは、totocco(トトッコ)です(*^O^*)
ついに今年も下半期突入ですね❤️
この下半期は新しい家族が増え、てんやわんやの毎日になるでしょう。
もともと心配性の私。
子育てノイローゼにならぬよう、あんまり根を詰めすぎず、周りの人たちと一緒になって生まれてくる子を育てていきたいなぁと思います🍀


さて。
本日の感想文はこちらの本を(^-^)
初読の方の作品です🎵

『怖い患者/久坂部羊

怖い患者 (集英社文芸単行本)

怖い患者 (集英社文芸単行本)

◆あらすじ
5つの短編からなる本です。
パニック障害という診断を受け入れられず、次々にクリニックに通う女性の話。
他人の不幸に喜びを感じる女医。
自分を中傷する手紙を出したのは誰と考えるうちに疑心暗鬼に陥る妊婦。
デイサービスを併設した開業医とデイサービスの利用者たちの話。
ヘルペスの治療のために注射された女性。しかしその注射は薬害が報告されていたもので、その被害者の会に入会することになった話。

内容も読みごたえがあるのに、テンポ良くサクサクと読み進められました(^-^)
今回は中でも特に印象的だった話の感想を。

◆感想
特に私が好きなのは、3つ目の話である「老人の園」。
ここでは、症状の程度が異なる利用者と彼らを迎え入れる医師の様子が描かれています。
比較的体の機能も軽症で口がたつヨウジとアサコは他の重症な利用者をバカにしたり嫌がらせをしていました。
次第に怪しくなっていくデイサービスの雰囲気。
そうして、ついに事故死に見せかけた殺人が起こりました。

かなりリアルに描かれていて恐ろしい。
だけど読む手が止まらない。
弱者である、高齢者たちが嫌がらせをしてくる高齢者を手にかけて更に対策を講じなかった医師までも殺害しようとするのは怖い。
そこまで負のエネルギーがみちあふれているのが怖い。

ラストの医師を殺害しようとするシーンはすごい。
あらかじめ役割を決めて、職員がいなくなった隙を狙う。
そして医師の殺害方法がかなり太った高齢者の下敷きにして窒息死させることとは…。
息ができなくて意識がなくなっていく医師の描写がとても生々しかったです。

ここまで極端にはならないにしろ、現実でも起こりうるような話。
そんな時にうまく諍いをおさめたりできたら…。
とても難しいですけど、そう思わずにはいられません。

◆さいごに
久しぶりに読後かなり後味が悪いイヤミスに出会いました笑
そして作者の方は初めて読む作家さんでもあり、恐る恐る読みましたが、とても面白かったです(^-^)
医師でもあり作家でもある、久坂部さんの描く話はとてもリアリティーを感じます。
他の作品も探してみようと思います( ・∇・)

ここまで読んでくれてありがとうございました!