丁寧な文章が紡ぐ極上のミステリー!『満願/米澤穂信』
こんばんは、totocco(トトッコ)です(*^-^*)
今夜の我が家の晩御飯は、牡蠣のみそ鍋でした( *´艸`)
そこにモツを加えてグツグツに煮込んで頂きました^^
翌朝は、残ったお汁にご飯を加えていただこうと思います^^
さて、話が大幅に脱線しました笑
今日はミステリーの紹介です^^
『満願/米澤穂信』の「夜警」についてです(*^-^*)
本の表紙がとても幻想的で美しいですよね( *´艸`)
◆あらすじ
◆感想
◆さいごに
の項目で紹介していきます( ..)φメモメモ
◆あらすじ
交番に勤務していた新人警官の川藤が殉職したところから始まります。
彼の上司だった柳岡は、川藤のことを回想します。
柳岡からみて川藤は警察官には向いていないタイプでした。
以前柳岡は自分の部下を厳しく指導し、それが原因で部下が自殺していた過去があります。その過去があるから、柳岡は川藤をあまり厳しく指導していませんでした。
柳岡は川藤の兄に会い、彼と話しているうちに川藤が殉職した事件についての真相に気付きます。果たして、その真相とは…?
◆感想
ゾッとしました。
まさか川藤が銃が暴発したのを隠すために事件が起きるように仕向けていたとは!
警察官の日常についての描写がとても細かく書かれていて、リアリティを求めるタイプの作家さんなんだなと思っていました。
それが単なる描写ではなく、伏線だったとは!
なんとも丁寧な伏線に驚きました^^
死んだ人を悪く言うのはフィクションでも気が引けますが、川藤の印象はかなり悪かったです。
通常の勤務で、交通違反をした人間に対してかなり高圧的な態度を取るなどしていました。ちょっとした酔っ払いたちの喧嘩でさえ、銃を取ろうとしていた姿からかなりの小心者とうかがえます。
川藤は銃の暴発をごまかすために、トラブルメーカーの田原美代子と田原勝を利用したところが恐ろしかったです。
その結果、命を落とすことになるとは彼もかなりの誤算だったことでしょう。
死に際のセリフが何よりもそれを物語っていますね。
◆さいごに
米澤穂信さんは初めて読みました。湊かなえさんの本が好きなtotoccoにはとても読みやすいテイストの作家さんです(*^-^*)
まだ収録されている作品の1つしか読めてませんが、かなり楽しめそうです♡
他の収録されている作品も紹介していけたらと思います^^
様々なメディアに紹介されている米澤穂信さんの『満願』。
みなさんも極上のミステリーを求めて、お手に取ってはいかがでしょうか^^
以上、totoccoでした~