mastemのブログ

本好きの備忘録( *´艸`)ゆるゆる感想と日常について書いてます

雑記 遅れてきたブーム!夫と共にツムツムにハマっている件について

おはようございます、読書大好きtotocco(トトッコ)です( *´艸`)

最近は冬か?ってなるほど、暖かい日が続いていますね~。

寒暖差が半端ないからやめてほしいですね~←

 

さて、本題ですがタイトルの通り!

3日前から我が家のブームについて(笑)

突然夫がツムツムをダウンロードしたんですよ笑

まんまと私もハマってやっています*1ケラケラ

 

どんどんミッションをクリアするのが難しいので泣きそう(´;ω;`)

早くもゲーマーの夫が高得点をバンバンたたき出しているのを横目に私はせっせとやってます(´;ω;`)

いつか、大逆転したいっ!

 

ここまで読んでくれてどうもありがとうございます^^

*1:´∀`

【読書感想文】「夜はおしまい/島本理生」

こんばんは、読書大好きtotocco(トトッコ)です( *´艸`)

今夜はとても月が大きく見えますね!

すごくきれいなのに、ずっと見ていたらなんとなくセンチメンタルに…。(´;ω;`)

 

さて、今回も読書感想文をゆるゆると書いていこうと思います^^

今日の本は島本理生さんの「夜はおしまい」を^^

 

◆あらすじ

4人の女性の日常の話。しかし共通点は、全員が金井という男と知り合いということと心に傷を負っていること。

中でも「雪ト逃ゲル」という作品がとても印象的だったのでこちらを紹介します^^

 

◆感想

女性作家が愛人Kと過ごす話。一番望んだものが得られないと怒りだす彼女は痛々しく感じた。

幼少期の精神的な不安定な状況で暮らしたことから、この人は歪んでしまったんだろう。

しかし作中に彼女は両親のために祈っている描写があるのには驚いた。

女性を苦しめるはずの両親から彼女は18歳の時に逃げ出した。

しかし逃げてもなお、親思いな面を見せられると本当に可哀そうになる。

 

女性はKが一目ぼれしたと話すたびに本当はちがうと思っている。

でもK本人がそういうならばそうなんだと認めた方が自分が楽になるのに。

常に相手を試して、疑って安心したがっている。

彼女は彼女の小説家という肩書きがKを惹きつけたのだと疑わない。

 

105ページのシーンはとても好き。

Kが突然いなくなってしまったシーン。

私を一人にするなんてという怒り。

しかしすぐに、彼と初めからやり直してしまってもまた彼を同じように追い詰めてしまう自分に怯えてしまう。

本当は愛されているのかどうか不安で仕方ないのだ。

 

彼女の現在の家庭は崩壊しそう。

夫は、早期退職して転職活動中。なかなかうまくいかない。

それなのに彼の実家へ援助をお願いする素振りもなく、彼女は一家の家計を支えることと、母という役割を担わされる。

そしてその重さに耐えきれなくなる。

 

とても脆い女性。

そして精神科で更紗先生にかかることに。

彼女はきっと父から性的虐待を受けたんだろう。

性的虐待を受けた者はその後の人生をかなり狂わされる。

普通に見える?

それはあなたが知らないだけなのではないか?

 

◆この本を読んで思い出したこと

この本のテーマは性的虐待など、さまざまなことで傷ついた女性でした。

これを読んで思い出したのは、大学でのこと。

 

大学生の時に、ある講義で大学教授が強姦殺人事件について持論を述べていた。

彼は、減るものじゃないんだからゴムを渡してさせたらいいのにって言った。

何を言っているんだろうとか当時のわたしは思わなかった。

何も感想はなかったのだ。

固まってしまった。

これまでそんなひどい暴言を吐く人を目にしたことがなかったから。

とっさの暴力に人は反応できない。

 

彼にとっては命がとても大事だと伝えたかったのかもしれないが、その暴力によって心を殺されてしまうことを脳に刻んでほしい。

結局彼は日常の言動が不適切ということで、退職に追い込まれた。

私が関わったのは1年限り。

 

それでも未だに思い出して、あの時私は傷ついたんだと気づかされるし、怒りを覚える。

 

小説だからフィクションなんだけど、作り物の話だとはっきり言えないほどリアリティを感じさせる作品でした。

ラストに小説家の彼女のその後の様子が描かれていて驚きや、過去と向き合おうとする彼女の強さに触れて嬉しかった。

 

◆さいごに

テーマが全体的に少し重い雰囲気の話でした。

ゆっくりと彼女たちが回復していくことを願わずにはいられない作品でした。

 

ここまで読んでくれてありがとうございます^^

 

 

 

【途中読書感想文】「世界で最も危険な短編集⁈村田沙耶香さんが紡ぐ『生命式』より」

こんばんは、読書大好きtotocco(トトッコ)です(*^-^*)

ここ最近はKing Gnuの白日にハマってYoutubeで聴きながら作業してます( ´∀` )

 

さて、今日から読み始めた本の紹介を^^

まだ短編小説集の冒頭の話しか読めてませんが、かなりインパクト大だったので、

感想をゆるゆると書こうと思います( *´艸`)

 

「生命式」村田沙耶香

 

◆あらすじ

短編集冒頭の作品、「生命式」。

30年ほど前の価値観とガラリと変わった世界に生きる、池谷真保36歳。

彼女が生きる社会では、生命式が行われる。

生命式とは、死者を料理して大勢の者に振舞ってそこで顔見知った男女でカップルが成立すると、性行為(この社会では受精と呼ぶ)を行うこと。

しかも生命式で出会った男女の性行為は至るところで行われているらしい。

 

主人公の池谷は30年前の幼稚園時代の時にジョークで言った「人間を食べたい」ということを恐ろしいほど周りから糾弾されたことから、当時の価値観とは大きく変わった価値観と受け入れられないでいた。

周りはどんどんと適応していく。

周囲の常識に違和感を感じる池谷だったが、ある出来事が起きて…。

 

 

◆感想

ネタバレになっちゃいます。

 

 

まず、物語が生命式が普通の社会で既に浸透しているのが前提で進むのが恐ろしい。

村田さんの「殺人出産」と似たようなにおいを感じる。

この社会では既にsexという言葉はすたれているらしい。

子どもを産むためだけに「受精」行為をする男女。

なんとなく、この描写はとても動物的なものだと思った。

しかし同時に人間も1動物に過ぎないんだと気づかされる。

どうして人間だけ別の言葉を使って特別扱いをするのかって聞かれているようで怖い。

 

本作では、周囲の考え方の急激な変化の違いに戸惑う池谷に対して、理解を示してくれる山本という同僚がいた。

ところがある時彼は交通事故で亡くなる。

そして池谷は山本の生命式で山本の肉体を調理することに。

人間の肉に関する描写は生々しい。

けれども料理シーンはどこか豚肉を使っているようなナチュラルな感じがする。

…少しずつわたしも作品の世界観に毒されている(笑)

 

生命式で気になったのは、病気を患っていた人はどうするのかな?

全身癌の患者を食べるわけにはいかないだろうけれど。

 

生命式は一般化されてきたのに、旧来の家族のシステムの崩壊に反対する人々が大勢するという話は、どことなく日本らしさを感じた。

こんなにも妊娠、出産の考え方が変わってしまったのに家族神話は未だに根付いているのがすごい。

 

…関係ないけど、人肉を食べると言えば、東京喰種みたいだな。

 

 

何が正常で何が異常なのかという問いは、「コンビニ人間」のような雰囲気が強い。

この方の作品は、今の社会では普通と思っていることを、本当にそうなんですか?って聞かれている気がして怖くなる。

 

今作もとても引き込まれる作品^^

まだまだページがあるので、読むのがとても楽しみ^^

ここまで読んでくれてありがとうございました!

 

念願の展覧会!ヨーロッパの名門ハプスブルクの展覧会へ行ってきた件について^^

こんばんは、totocco(トトッコ)です(*^-^*)

今夜は先日の週末に行ったハプスブルク展についての感想を^^

 

先日念願のハプスブルク展へ行ってきました!

この日のために、2か月余りバイトを頑張ってきました( ´∀` )

 

さて、香川の田舎に住んでいるので、東京の街並みは久しぶりのtotocco。

今年の5月にオールとラリア旅行に行ったけれど、空港だけしか入ってないからなぁ。

 

電車ちゃんと乗れるかな(´;ω;`)と心配してたけど、しっかり者の夫のお陰でなんとか着きました♡

 

さて、ハプスブルク展ですが、とっても良かった^^

都内に住んでいる人本当にうらやましい!

ハプスブルク展では、見たかったスペイン・ハプスブルク家マルガリータ王女が見れて大感激!

しかもベラスケスの青いドレスを着たマルガリータ王女の他に、マルガリータが嫁いでオーストリアで披露宴を上げている様子の絵画を見れて本当に良かった!

マルガリータ王女は、もしかしたらスペイン女王になるかもしれなかった人物。

 

彼女の父フェリペ4世には世継ぎとなる息子が生まれても夭逝してしまうなどで、後継者問題を抱えていたんですよね。

長女マリア・テレサは戦争に負けた代償で、戦勝国フランスへ嫁がせることになったし、もはやマルガリータしか継ぐ人物がいない。

 

そういう事情もあったと思うし、フェリペが年老いて生まれた子どもだったからたっぷりと愛情を注がれて育った王女。

ベラスケスのラス・メニーナスをはじめ、マルガリータ王女の肖像画はたくさん残されていることからも大事にされていたということが分かりますね。

 

ハプスブルク展にはマルガリータの他にもシシィこと、エリザベト、マリー・アントワネット、アントワネットの母マリア・テレジアなど錚々たる人物たちの絵画や持ち物などが多く展示されていました。

 

 

本当にお金貯めて良かった!

余談ですが、実の両親たちは東京まで展覧会を見に行くと言ったらかなり驚いていました(文化人と呼ばれた笑)

興味がめっちゃあるからな!

 

もちろん、帰りはグッズを購入^^

マルガリータ王女のポストカードとトートバッグを買いました!

早速今日お出かけした時に使ったぜ♡

 

大充実した週末でした^^

ここまで読んでくれてありがとうございます^^

おやすみなさーい!

【読書感想文】「BUTTER/柚木麻子」

こんにちは、totocco(トトッコ)です(*^-^*)

今朝はとてむスッキリと晴れて、日差しが柔らかい朝でした^^

週末は冷えるそうなので、温かい恰好で過ごそう!

 

さて、今回で柚木さんのBUTTERの本の感想は最後^^

ではゆるゆると書いていきます( ..)φメモメモ

 

「BUTTER/柚木麻子」

 

◆あらすじ

梶井との面会を続ける内に梶井の実家へ取材することに。

そこへなんと親友の伶子がカメラマンとして同行したいと言い出す。

取材後に伶子と別れた里佳だったが、伶子が行方不明となったことを知る。

子どもが欲しかった伶子と、今すぐとは考えなかった夫。

里佳が次第に梶井によって変化していくことに恐怖を感じた伶子は、実は梶井に面会していたことが後に分かる。

その後無事に伶子は見つかり、篠井さんのマンションで預かることに。

里佳の取材をもとにした記事は週刊誌が完売となるほど好調だったが、他の記者が梶井の独占記事を取り、なんと里佳についても記事に。

これによって彼女は精神的に追い込まれるが…。

 

 

◆感想

小説の後半からは、様々な人物たちの影の部分が良く表れている仕上がりにとても濃厚なバターを食べているような感覚になる作品でした!

 

◆主人公の変化

作品を通して里佳が精神的にたくましくなる様子が見ていてうれしい。

主人公の里佳は、母にも言ってない父との出来事からずっと父は自分を恨みながら死んだのではないかと怯えながら暮らしていた。

だから投げやりな生活をしている篠井のことを心配する里佳。

自分の父が母との離婚でゆっくりと壊れていく様子と重なってどうにかしたかったんだろうなぁ。

でも作中の中で、相手を救う方法をいつも自分が持ち合わせているわけではないことを悟る場面がある。

これにはわたしは少し救われたような気がしました。

自分が頑張ればみんなが幸せになるとか、伶子が早く立ち直るとかはないんだと思う。

ラストで主人公はマンションの1室を買う。

自分にできることはもしも周りの人が逃げ場が欲しい時にそれを提供することだと結論が出た。

あまり一人で抱え込まないで、何かを働きかけるのではなくてそっと寄り添うことが大事なんだと思う。

 

ラストでは梶井に裏切られて、他社の週刊誌に里佳に関する記事が載ることになり、それで精神的に追い込まれた里佳。

でも最後にゆっくりと里佳は再生していく。

周囲の人を頼り、ごはんを食べる。

それでいいんだ。

 

現代社会では、常に努力することが求められていて息苦しい。

でも少し力を抜いて、周囲の人を頼ったり頼られたりして過ごすこともいいな。

 

◆週刊誌の記者という仕事

週刊誌の記者という人物が主人公の本作。

わたしはこの本を読んで記者という仕事は、すごく嫌な仕事だと思ってしまった。

だって誰かが傷つくことを飯のタネにしているから。

大学時代の就活で、テレビ局の部長クラスの方が登壇された時に話してたことを思い出した。

メディアで働くということは、覚悟するということらしい。

何を覚悟するのかというと、取材対象者から恨まれること。

作中でもスクープ欲しさに、里佳の同僚が遺族に対して失礼な記事を書いた描写があった。

メディアは物事を切り取る。

そして売れるためには、取材対象者を貶めることを書く場合も。

 

里佳も後半に料理教室のことを書き、料理教室の人から嫌われる描写が。

いずれにしても、週刊誌の記者で殺人事件などで被害者にムチ打つような記事は嫌だなと。

 

◆梶井について

最後まで何を考えているのか分からなかった。

所詮他人の気持ちは明らかにできないものなんだろう。

貫井徳郎さんの「微笑む人」のように、最後まで梶井の本心がつかめずに終わった作品。

しかし梶井の本心がわかることが大事なのではないんだろう。

最も大事なのは、主人公が自分にとって適量な生活を知ることだったんだろう。

 

体重も、どんな味付けが好きなのかも。

 

◆さいごに

柚木さんの作品は「嘆きの美女」、「マジカルグランマ」を読み、今回で3作品目でした。

主人公や周囲の人物たちの心情の描写がはっきりと描かれていて好き。

更に400ページを超える大作だったので、読むのもかなり時間がかかってしまいました。

何度でも読んで、1回目では見つけられなかったものを発見できるようになりたい。

 

みなさんは自分の適量を知っていますか?

 

 

【途中読書感想文】BUTTER/柚木麻子

こんばんは、totocco(トトッコ)です(*^-^*)

今週はまたグンと冷え込んできましたね!

この月曜日から夫が夜勤のため、ベッドで一人寝ているんですが寒い笑

夫がいかに体温が高いのか思い知らされる季節到来です笑

あー、このアパートがねこちゃんOKだったら良かったのに(´;ω;`)

 

さて、ないものねだりをしても始まらないので、そろそろ本題に。

今回は以前紹介したBUTTERの感想文の続きです(*^-^*)

ゆるゆると書いていきま~す( ..)φメモメモ

 

「BUTTER/柚木麻子」

 

 

◆あらすじ

主人公は週刊誌の女性記者町田里佳。彼女は連続殺人事件の容疑者、梶井真奈子を追っている。何度も梶井と面会。そこで彼女から次々と指定された食べ物を食べるように命令される。

梶井が言っていたケーキを口にし、差し入れをして彼女と心の距離を縮めていくが…。

 

 

◆感想

◆お見合いパーティーで甘える男性?女性にはゲンナリされるかも…。

作中の中でお見合いパーティーの話が出てくる。

そこでは男性を無条件に褒めておだてられる女性がモテるそう。ここから考えると、お見合いパーティーにやって来る男性(全員が全員そうではないということはわかっているけれども)はコミュニケーションを自分から取ろうとせず女性に甘えているのだろうと思う。

対等な関係を求める自立した女性がパーティーに参加していたら、たちまち時間の無駄だと感じてしまうかも。

普通なら会話できない男(聞かれてもないのに自分の自慢話ばかりする中高年男性)は女性からみたら相手にしない。

孤立していく内に梶井のような女に餌食にされてしまうのだろう。

 

◆小説なのにリアルに感じる女性に対する差別

醜い女性の異常な食欲だテーマの本なのかと思っていたけれど、日常に潜む女性に対する差別がテーマなのかな?

女を武器にする女性を軽蔑する癖に自分も変わらないことをしている里佳。

一件彼女思いに見えて、女性はこうあるべきという理想を押し付けてくる恋人誠。

祖父が母を~だから出戻りになるんだという発言は怒りが沸く。

依然として女性への偏見や差別があちこちであるのがかなりリアル…。

女を武器にして出世していく人もいるでしょう。

しかし下駄を履かないと、女性が社会で活躍するのはまだハードルが高いということなのかと考えさせられてしまう。

フィクションの世界とはいえ、なんだか息苦しい。

 

◆思わずよだれがポタリ!作中の中の食べ物^^

ちなみにこの作品では多くの食べ物の描写がある。高級バター、バターケーキ、ラーメン、高級フランス料理など。

食べ物の描写がとてもおいしそう(*´ω`)

高級バターを食べてみたいと思った。あっつあつのご飯の上にバターをのせてちょっとだけ醤油を垂らす…絶対おいしいやん!

 

◆女性らしさを削ぎ落す主人公

梶井がもしも美人だったら異性から多くのバッシングを受けることはなかったのではないか。面白かったのは、里佳が客の篠井と会う際にはメイクをわざわざ落とし、女性らしさを削ぎ落していること。

里佳は記事のネタをくれる篠井のことを少し警戒しているんだろう。

そしていつか見返りを求められてしまうのではないかと思うと怖いな。

 

◆さいごに

まだまだページがある。

本作品はタイトルのバターのように濃厚な内容がギュッと凝縮されている。

なんと400ページを超える大作なのだ。

ものすごいフルコースの料理を出されている気分だけれども、ゆっくりと味わって読んでいこうと思います^^

ここまで読んでくれてありがとうございます^^

 

 

 

 

やっと生活リズムが戻りました^^

こんにちは、totocco(トトッコ)です(*^-^*)

前回のブログで夜になかなか寝付けないという話をしました。

ここ最近はそんなこともなく、快適に過ごしています^^

もしかしたら夜寝る前に夫とウォーキングをしているからかな?

 

兎にも角にも眠れるようになって良かった!

少しずつ読書も進んできたので、ゆるゆると感想書こう♡